交通事故サポートよくある質問(Q&A)

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  3. 頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫
  4. 【むち打ち・頚椎捻挫】サーモグラフィーは、後遺障害認定を獲得するために有効ですか

アウル東京法律事務所で、交通事故や事務所全般に関することでよくご質問(相談)を受ける内容とその回答です。

頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫【むち打ち・頚椎捻挫】サーモグラフィーは、後遺障害認定を獲得するために有効ですか


【ご質問】


サーモグラフィーは、後遺障害認定を獲得するために有効ですか


【ご回答】


サーモグラフィーで異常所見が確認されても、単体でどこまで証明力があるか、疑問があります。

しかしながら、他の検査結果と組み合わさることで、有用性を発揮できるのではないかと考えられます(補助診断としての効果)。


サーモグラフィーとは

サーモグラフィー(Thermography)とは、体内の熱分布を図(画像)としてあらわす検査方法です。

これにより、左右の腕で、体温差があれば、それがわかります。


むち打ち等で、なぜ体温が下がるのか

むち打ちや頚椎捻挫になると、右腕または左腕の一方にのみ、痛みやしびれが生じることがあります

痛みやしびれによって、皮膚血流が減少している場合には、その部分だけ低温になっていることがあります。


サーモグラフィーの効果とその限界

上述のように、サーモグラフィーを実施した結果、左右の腕の体温差がわかります。

しかしながら、健康な人でも、体表温度に左右差は存在しますので、体温差が生じている原因が神経症状によるものなのかどうか、というのは、サーモグラフィーだけでははっきりしません。

そのため、サーモグラフィーだけを証拠として、後遺障害の申請をしても、等級認定がされるかというと疑問に思われます。

しかしながら、サーモグラフィーは、補助的な資料としては有用ではないかと考えられます。

他の検査(たとえば、深部腱反射筋萎縮検査針筋電図等)で、異常所見が認められるような場合に、サーモグラフィーでも異常が確認されたとなると、他の検査結果の証明力の増強が期待できます。


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