今回の交通事故案件の概要
今回ご紹介する案件は自転車乗車中に大型トラックに接触されたために骨折をしたという案件です。
幸いにも後遺症は残らなかったものの、交通事故の慰謝料はこんなに少ないものかと疑問に思われてご相談に来られました。
弁護士のポイント~慰謝料は原則として通院期間で計算する~
今回の依頼者の方は交通事故のために骨折をされていました。
骨折をした方の治療は、まずは病院にいき、ギプス等で固定をし、骨がくっつくのを待つというのが主になるでしょう。
筋力低下等のため、必要があればそこからリハビリを開始することになるでしょうが、リハビリが必要ない方も多いです。
そうすると、長い間ギプス固定されて不便を強いられてはいるものの、病院に通院する回数はそれほど多くない、という方が多いです。
通院日数を基準として慰謝料を計算すると、今回のような骨折をされている方は、慰謝料が僅少になってしまいます。
今回の件でも、保険会社は実通院日数が少ないことを理由に、低額な慰謝料しか提示してきませんでした。
しかしながら、交通事故の慰謝料は通院期間を基準に計算するのが原則です。
今回の件でも、その大原則を主張させていただき、約3.6倍もの増額に成功しました。
交渉で解決できたため、解決までの期間も1か月半程度でした。
このように、交通事故は弁護士に依頼することで大幅な増額に成功するケースもあります。
保険会社から示談提示を受けたら、すぐに示談はせずにまずは弁護士にご相談ください。