交通事故サポートよくある質問(Q&A)

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  4. 【むち打ち・頚椎捻挫】MRIを受けましたが、異常なしとされました。後遺症認定は無理ですか?

アウル東京法律事務所で、交通事故や事務所全般に関することでよくご質問(相談)を受ける内容とその回答です。

頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫【むち打ち・頚椎捻挫】MRIを受けましたが、異常なしとされました。後遺症認定は無理ですか?


【ご質問】


MRIを受けましたが、異常なしとされました。後遺症認定は無理ですか?


【ご回答】


そんなことはありません。

まずは、受けたMRIが何テスラのものだったか、確認しましょう。

0.5~1.5テスラだった場合には、3テスラ以上のMRIを受けることで、異常が確認されることがあります。

また、MRIで異常が見つからなくとも、むち打ちや頚椎捻挫、あるいは腰椎捻挫による後遺障害の等級認定の可能性はあります。

症状固定後も、痛みやしびれなどの神経症状が残存している場合には、最初から諦めず、後遺障害の申請をしてみるべきです。

非該当となってしまった方についても、アウル東京法律事務所は無料法律相談を行っておりますので、まずはご相談ください。


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むち打ち・頚椎捻挫・腰椎捻挫で後遺障害の等級認定を受けるには

むち打ち等で、後遺障害の等級認定を受けるためには、簡単に解説すると、以下のような条件が必要と考えられます。

12級13号:神経症状などが医学的に証明しるうこと

14級9号:神経症状などが医学的に説明可能であること


MRIは重要

むち打ちや腰椎捻挫では、椎間板ヘルニアになることがあります。

MRI検査を受けると、このような椎間板ヘルニアが画像上も明らかになります。

MRI画像という動かしがたい証拠で異常が見つかっていれば、医学的な証明ないし説明をする際にも、強力な手がかりになりえます。

そのため、私は、自身のこれまでの経験も踏まえ、むち打ちや腰椎捻挫と診断され、症状固定後も痛みなどが残っている方には、MRI検査を受けるようにアドバイスすることが多いです。


MRIは機器によって差がある

ただ、単純にMRIといっても、実は、どのMRIもまったく同じ性能というわけではありません。

技術は日々進歩していきます。

たとえば、デジタルカメラを思い浮かべてください。

10年前のデジタルカメラと現在のデジタルカメラ、どちらが高性能かというと、断然、現在のデジタルカメラでしょう(価格や商品の性能にもよりますが)。

同じようなことがMRIにも言えます。

古いMRIでは頚椎・腰椎に見つからなかったのに、新しいMRIを用いることで異常が発見されるということがあるのです。


なぜ、3テスラ以上か

MRIのテスラというのは、いわば解像度です。

1.5テスラのものが普及しているようですが、3テスラ以上のもののほうが鮮明に映ります。

もっとも、1.5テスラじゃ全然ダメというわけではありません。

1.5テスラのMRIでも、異常が見つかることはあります。

ただ、1.5テスラのものは、古いものもあり、古いMRIでは異常が発見できないということがあり得ます。

3テスラ以上のものをおすすめする理由は、もちろん、画像の鮮明さというところもありますが、3テスラ以上のMRIは最近普及しはじめたものなので、たいてい、新しいからです。


3テスラ以上のMRIでも異常が見つからなかったら

とはいえ、3テスラ以上のMRIを用いても、画像上の異常が発見できないことがあります。

むち打ちによる神経症状は、様々な原因が考えられます。

たとえば、バレー・リュー症候群であれば、どんな高精細なものを使っても、そもそも、MRIでの異常は見つからないでしょう。

もっとも、MRIで異常が見つからなかったからといって、後遺症認定をあきらめる必要はありません。

むち打ちや頚椎捻挫の原因を探る神経学的検査を行うことや、きちんと通院を続けることで、14級が認定される可能性はあるでしょう。


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