交通事故サポートよくある質問(Q&A)

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  4. 【むち打ち・頚椎捻挫】ワルテンベルク(Wartenberg)反射とは何ですか?

アウル東京法律事務所で、交通事故や事務所全般に関することでよくご質問(相談)を受ける内容とその回答です。

頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫【むち打ち・頚椎捻挫】ワルテンベルク(Wartenberg)反射とは何ですか?


【ご質問】


ワルテンベルク反射とは何ですか?


【ご回答】


病的反射の一種です。

ワルテンベルク反射が陽性の場合には、錐体路障害が疑われます。

ほか、ワルテンベルク徴候という検査方法もあります。


ワルテンベルク反射の検査方法

簡単に解説すると、以下のような検査です。

まず、被検査者の手のひらを開かせ、上に向かせます。このとき、指は少し曲げる程度で大丈夫です。

この状態で、被検査者の手指掌側をゴムのハンマーでたたきます。

このとき、親指が内転屈曲すると陽性となります。錐体路障害が疑われるので注意が必要です。


ワルテンベルク徴候の検査方法

これも、簡単に説明すると、以下のような検査です。

親指以外の4本の指を曲げた状態で、検査者と指を引っ張り合います。

このとき、親指が内転屈曲すると、陽性です。ワルテンベルク反射と同様、錐体路障害が疑われます。


ワルテンベルク反射・徴候はむち打ちの後遺障害認定にあたって重要か

ワルテンベルク反射もワルテンベルク徴候も、病的反射の一種ですが、いずれも錐体路障害のような、中枢神経障害の有無を検査する方法です。

これに対して、むち打ちや頚椎捻挫での後遺障害の等級認定をねらう場合には、末梢神経障害の存在を立証していくことになるのが一般的です。

つまりは、ホフマン反射トレムナー反射と同様、末梢神経障害の立証手段としては、意味はうすいと考えられますので、重要とは言えないでしょう(もちろん、中枢神経障害を立証するうえでは重要な検査方法ですが)。


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